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新任開建部長リレーインタビュー
函館開建部長 大寺伸幸氏

高速交通網の整備を/港湾・漁港も地域に重要な基盤

 初の道内勤務で渡島・桧山の開発行政を担うこととなった大寺部長。道産子としての視点と、道外で道路事業を中心に担当してきた経験を併せ持ち、その手腕に寄せられる期待は大きい。地域振興に向けた各種施策の展開方向などについて聞いた。
―北海道や管内の印象と課題について
 北海道を離れて30年近く経つが、昔は右肩上がりの時代で、これほど世の中が変わるとは予想がつかなかった。人口が減り始めているなど、厳しい状況を聞いている。
 ただ、北海道新幹線が函館までつながり、さらに札幌までという声もある。函館管内について言うと、新幹線の建設や青森との高速フェリーの就航など、観光の面で明るい希望があると思う。
 自治体の予算が依然として厳しい中、我々がなんとか盛り上げていければと思っている。
―所管事業の重点事項や注目される施策について
 新幹線の新駅と各地を結びつける高速ネットワークの整備について地域から要望を聞いており、熱意が伝わってくる。特に道路に対するニーズは高く、道路整備は重要なテーマだと考えている。真に必要なものは作っていかなければならない。
 港湾整備も着実に進めていかなければならない。函館市が〝函館国際水産・海洋都市構想〟を打ち出すなど、水産業等を支える港湾・漁港は、地域経済にとって重要なインフラ。最大限できることをしていきたい。
 特に、函館どつくに隣接する弁天地区には、起点となる施設ができる。その整備を確実に実施していきたい。森港や青苗漁港などでも、物揚場等の整備を着実に進める。
 このほか、橋梁など既存施設に対するメンテナンスも重要だ。
―高規格道路整備の現状と今後の見通しについて
 北海道縦貫自動車は、八雲ICまでつながっている。一部区間は新直轄で整備することになっているので、早期に着手したい。函館江差自動車道も鋭意整備しており、着実に進めていきたい。さらに、函館新外環状道路は、環境アセスメントが終わり、早期に着工し、1日も早く開通できるよう進めていく。
―建設業界への要望についてお聞かせください
 めまぐるしい変化で業界にとっても厳しい状況だと思う。景気回復は大都市が中心で、なかなか北海道にまで波及していないのが現状。しかし、インフラとしてやらなければならないところはある。パートナーとして一緒に進めていきたい。
 入札制度では、透明性を高めることが重要であり、きちんとした仕組みが必要だと認識している。ワンデーレスポンスやコスト縮減にも努めたい。
 また、全国的に低入札が問題になっている。社会資本は、適正な価格できちんとした品質の物をつくっていくことが重要である。
 ぜひ業界の声を聞かせてもらい、できることにはきちんと取り組んでいきたい。最終的なサービスを受ける住民と我々、そして業界が、三方良しでうまく連携できればと考えている。

(北海道通信日刊建設版 平成19年9月6日付1面)



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