
にしむら・やすひろ
昭和54年北大大学院修了。平成8年東北地建青森工事所長、10年函建次長、13年局都市住宅課長、15年開土研道路部長、16年局道路計画課長。
昭和29年12月14日生まれ、51歳。札幌市出身。
―管内の印象、課題について
北海道の中心部にある上川地域は、高速交通ネットワークの整備が大きな課題である。昭和56年の集中豪雨によって国道40号が決壊した。当時、私は入庁3年目くらいで音威子府道路建設事業所に勤務していて、直接復旧の対応に当った。そうした経験から災害に強い地域づくりが大切だと感じている。交通ネットワークの整備と国土保全はこれからも進めていかなくてはならない。
十勝岳は、ことしが大正15年の大噴火から80年目になる。噴火に対する体制づくりや住民への意識啓発が大変重要だと思っている。
この地域は農業を基幹産業とした地域。農業基盤を整備しながら農産物の普及が大きな課題。これからのわが国にとって安全・安心な食の供給基地として上川は重要な地域になる。農産物を普及させ、この地域の産業を安定・発展させることが重要だと考えている。
農業の事業費が減少しているが、調査計画中の地区も多く、これから新たな事業の掘り起こしができれば事業量は増えていくものと考えている。まずは、地域の産物をいかに市場に拡げていくかが大事で、そういう取組に対して支援していきたい。
―高速交通ネットワークに関連して、新直轄の士別剣淵~士別多寄間12キロメートル、予備設計を進める音威子府バイパスの今後の計画について
士別~名寄間については、ことし2月の国幹会議で抜本見直し方針が示され、24キロメートルのうち当面12キロメートルの整備が認められた。地域の方々の理解を得つつ早期整備を図りたい。音威子府バイパスについては、地域からの早期整備への強い要望があり、地域の協力を得ながら調査を進めていきたい。
―今後の開発行政の在り方について
我々の仕事は、最終的には地域を良くしていくことにある。地域づくりを最終目標に置いた事業の進め方をしたい。道の駅とか農産物の直売所など地域の情報発信、産物提供の拠点を活用して地域のPR活動にも貢献していきたい。シーニックバイウェイの活動支援など地域の方々と協働で取り組む活動にも力を入れていきたい。
開建の職員一同が同じ目的、意識を持って取り組むことが大事。地域に自分たちがどう貢献できるかを考える組織づくりをしていきたい。そうすれば地域の人たちの理解を得られるし、良いものをつくっていけるのではないかと思う。
―建設業界への要望について
我々は地域の方々のために仕事をしている。地域の発展のために公共事業を行っており、その一翼を担っているのが建設業界。そこのところをきちんと意識した企業になっていただきたいし、高い意識を持った業界として育つことを期待したい。地域を良くしていくために、良いものをつくる努力をお願いしたい。
(北海道通信日刊建設版 平成18年5月24日付1面)
新任開建部長リレーインタビュー
札幌開建部長 川村和幸氏(平成18年5月22日付1面)
小樽開建部長 相馬和則氏(平成18年5月23日付1面)
旭川開建部長 西村泰弘氏(平成18年5月24日付1面)
稚内開建部長 柳屋圭吾氏(平成18年5月25日付1面)


