新任開建部長リレーインタビュー

室蘭開建部長 山本茂氏

地域活性化や防災等柱に

室蘭開建部長 山本茂氏
 やまもと・しげる

 昭和53年北大大学院修了。平成9年帯建次長、11年石建次長、13年局技術管理課長、15年局河川工事課長、16年稚建部長。

 昭和28年8月9日生まれ、52歳。滝川市出身。
―就任に当たっての抱負
 人間は、きちんとした仕事を持ち、収入を得て生活することが大事。したがって、暮らしやすい管内、仕事のできるところになるようにしていきたい。そんな思いを胸に、私なりに三本柱の抱負を持っている。

 一つは、防災対策。管内は平成十五年に暴風雨や地震があり、以前には有珠山噴火の災害も。やはり防災対策が一つの柱になる。

 一級河川鵡川・沙流川の治水対策、樽前山の火山防災、胆振海岸の保全。治水だけでなく、襟広防災や地すべり対策など道路事業も同じで、これら防災全般に力を入れていきたい。

 また、ハード整備だけでなく、いざ災害が起こったときの情報連絡体制の整備など、ソフト面の充実も当然必要だと考える。

 二つ目は、地域の活性化、経済の活性化。管内は、胆振地域と日高地域があり、大変広いといった印象を受けている。前職で勤務地だった稚内と比べてみると、稚内から札幌までは最短距離で三百㌔㍍強。胆振・日高の海岸線沿いを西端から、えりも岬まで測ると三百七十㌔㍍。札幌~稚内に匹敵する大きさと言える。

 また、胆振・日高は道内の人口の一〇%、面積も一〇%程度。道内随一の工業地帯を持ち、事業量も稚内開建と比べると三倍以上。規模の大きさという観点で考えれば、気を引き締めていかなければならない。

 道内には、それぞれの地域に特色がある。その地域の特色を生かして、地域の活性化、経済の活性化に結びつく社会資本の整備を進めていきたい。

 三点目は、連携・協働。公共事業への理解を得るためには関係機関やNPO、地域の方々とともに、常に連携・協働ができないかという観点を持って事業展開しなければならない。地域の方々の声をよく聴き、その声に真摯に対応しなければならないと思っている。

―地域活性化に向けた取組について
 道路では、日高自動車道の整備促進、港湾では、特定重要港湾を二つ抱えているので室蘭港と苫小牧港の整備促進。さらに農業農村整備を図り、農業の振興に努めていきたい。

 開発建設部としての情報発信にも努めたい。分かりやすい言葉で情報発信するとともに、地域の方々の声をよく聴く。その両方に心がけたい。

―建設業界へのアドバイス
 防災の観点から一言。災害対策機械を保有しているのは我々だが、いざ大規模災害が来たときに、我々だけでは足りない。頼りになるのは地元の建設会社。地域に密着した対応が可能であり、機動力がある。頼りにしているので、頑張ってほしい。

(北海道通信日刊建設版 平成17年9月16日付1面)
新任開建部長リレーインタビュー インデックス
  • 札幌開建部長 竹澤謙一氏 平成17年9月9日付1面
  • 石狩川開建部長 神保正義氏 平成17年9月12日付1面
  • 函館開建部長 福井孝氏 平成17年9月14日付1面
  • 小樽開建部長 上田正昭氏 平成17年9月15日付1面
  • 室蘭開建部長 山本茂氏 平成17年9月16日付1面
  • 釧路開建部長 松浦壽彦氏 平成17年9月20日付1面
  • 留萌開建部長 林忠志氏 平成17年9月21日付1面
  • 稚内開建部長 川崎博巳氏 平成17年9月22日付1面